夏の背中を見送りながら
2017.09.10
急に秋めいてきて、そばにいるのにまともに会話をしなかった夏の背中を見送っています。
今年の夏は暑さや湿気を感じるばかりで、満喫とは程遠く、ただただ夏にまだ居てほしいという思いだけで過ごした。
行ってしまうなんて。
秋もいいけれど、寂しいなぁ。
URAMADOの制作は、連勤に突入するので一旦休止。
今のところ3体はニス塗り待ちで、2体はこれから着彩です。
2年前からはじめたスローペースな粘土制作は、1つ作るたびに発見があり、それが次の作品につながります。
久しぶりとなった今回の制作は、以前のものとは大きさもずいぶん変え、色の質感だけでなく、立体的な表現も試みました。
制作の工程は増えたけれど、その分自由度が高くなった!
完成しましたら、いつもお世話になっているranbu(大阪)さんに納品予定ですので、ぜひ手にとって見て頂けたらと思います◎
途中段階
2017.08.29
できあがったように見えた顔を削り、粘土を足し、また削り…
そんな風に、何度も顔を失ってその上にできあがる顔。
顔の造形を作る、一見無情にも見えそうなその作業は、なんとなく今までの自分の人生と重なったりします。
過去の自分をないことにせず認めて、さらに次の一歩を踏み出すことは容易ではないけれど、今をどう生きるかがとても大切で。
そして過去は、解決することのないほんの少しの悩みみたいなもので、実はそれは自分を成長させるための糧であるのだと、最近思えるようになりました。
恥ずかしい過去なんてない、否 そうではなく、誰にでもあって、それを生かすも殺すも自分次第なのだと。
それがあるからこそ、最善とはいかないまでも成長過程の今の自分があるのだと。
そしてそれを見守り、支えてくれている家族や友人がいるということも忘れてはいけません。
そう思えるようになったのは、やっぱり年を重ねたからなんだなーと感じます。
鈍感になってきた、とも言えるけれど。
― 時が解決できることもあることを知った大人は、待つことができるようになる。
― 待つことができるようになった大人は、待っている間に何ができるか考えるようになる。
年をとるって、若さは無くなっていくけれど、いいもんだなぁ… 熟すとはこういうことか。
このヒトもまた変わっていきます。
変わっていきました。
全ては途中段階。
素材となる素材
2017.08.20
先日、久しぶりに粘土制作を再開するのに、粘土用に使っていたテーブルを引っ張り出してきました。
そのテーブルに付いているアクリル絵の具のシミ。
こういう偶然の産物がとても好きで、今日はこのシミ写真を使って、このサイトの page top に移動するアイコンを作り変えました。(画面の右側に表示されているのがソレです)
HPのアイコン素材を作るための素材は、どこにでも転がっています。
デザインという作業も似たようなもので、こんな作業が好きだから物作りを続けているんだなーと再認識したのでした。
買ってきたお顔
2017.08.16
先日、栄町にあるお店で出会ったお顔。
木質化したキノコを手彫りしたもので、お顔の背面はキノコらしいヒダがパッカーンとしていて少々グロテスクです。
でもなんだか素敵なヘアースタイル。
家にお迎えして思ったことは、やっぱり顔や胸像が好きなんだなーということ。
でも、お顔ものが増えてくるとちょっと異様な部屋になってくるかもですね…
サイトリニューアルしました
2017.08.11
心機一転、サイトをリニューアルしました。
わたしにとって初めてのWordpress。
手伝ってもらいながらの制作でしたが、以前より明確な作りで、使い勝手もよくなりました。
大学卒業後、独学で作り始めたHPは、当初は見た目重視のHTMLタグ乱用で複雑なものになっていたけれど、とにかく思い描いたものを全てWEB上で表現したいと、手探りながらもHP作りに情熱を費やしていた時期があります。
あれから18年―
考えると、あの頃からものすごいスピードでインターネットが普及し、WEB上の全てが決してゆっくりではない速さで進化していて、とんでもない世界だと感じます。
それでもずっと携わってきたWEB、そしてデザインや作品作りを、これからも続けて、残していきたいと思います。
写真は、最近気に入って使っているアイスコーヒー用のグラス。
あちこちで見かけつつも、なんとなく無機質な感じで興味を持てなかったこのグラスは、ダブルウォールグラスと言って、二重ガラスになっていて耐熱構造、しかも結露などができないもの。
ツーさんが持ってきたものを何気なく使ってみたら、どういうわけだか手放せなくなって、即座に自分用のものを買いに行ったほど。
仕事中たくさんアイスコーヒーを飲むのだけれど、机も手も濡れないことがこれほど心地よいとは!
そんなこんなで、快適にサイトをリニューアルすることができました。
SNSはタイムリーでスピード感のあるものだけれど、これからはブログもしっかり残していきたいなと思います。
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。