Begin Again
2020.05.22
とても久しぶりの納品です。
3年ぶりに大阪のdesign&art ranbu さんにこれらを発送させていただきました。
布のブックカバー9枚と、蝋引き紙のブックカバー6点です。
仮囲い完成です!
2019.12.31
今夏いただいていた、わたしにとってとっても大きいお仕事だった仮囲いが、先日完成いたしました。
場所は、神戸ポートタワーから北側へ数分歩いて、2号線を渡ったすぐの角にあります。
もう10数年以上前に小さな街並みを描き続けていて、山あり谷ありのライフイベントを過ごしている間に描くことを諦めていたけれど、自分の住むこの神戸に、自分が描く街並みがあるなんて!
お声を掛けていただいて、この仮囲いの絵を描かせていただくことになりました。
わたしにとってそういう意味でも。信じられないほど大きなお仕事でした。
仮囲いには、神戸らしい景色と、街並みには沢山の家やビルをいっぱい描き込みました。
近寄っていただくと、遠影では見えなかったものが見えてまた違った雰囲気を感じていただけるかなと思います。
晴れの日、雨の日、夜と、そのときどきでも違ってるかも知れません。
神戸に来られた際はぜひ、ついでにでも足を運んでいただけたらうれしいです。
5分間の魔法
2019.10.30
hatao&namiさんの4thアルバムとなる『5分間の魔法』。
1st,2ndとつづき、ありがたいことに今回もジャケットデザインを担当させていただきました!
毎回、まずCDタイトルだけ頂いて、想像を膨らまそうとするのですが、それでは中途半端になってしまって当然なのだけれど、音源を頂いてから急に、なんというか、暗い森から日の当たる湖畔に抜け出たようにぶわわっとイメージがわいてくるのです。
” 傘をさして、足元を見ながら歩いている
水溜りをまたごうとして、ふと
その水溜りに虹が映っていることに気づく
そして、雨がやんでいることを知り空を見上げる ”
hatao&namiさんの曲を聴くと確実にそんな感覚があって、それはわたしが感じるだけのものではなくて、hataoさんとnamiさんが常に持ち続けている感覚なんじゃないかなと思ったりします。
そしてそして―
4thアルバム『5分間の魔法』に合わせてレコ初ライブが行われます✧
☑ 日時 : 2020年1月13日(月・祝) 13:30開場 14:00開演
☑ 会場 : 箕面市西南生涯学習センター内ホール
☑ 料金 : 予約3,500円/当日4,000円
☑ 予約先 : こちらより件名を「1/13予約」として、お申し込みください。
☛ http://www.irishflute.info/contact.html
わたしも参加させていただく予定です。
ぜひhatao&namiさんの奏でる音楽と、小さなジャケットの物語を心の中に広げていたらけたらうれしいなと思います…❁
執着を捨てる
2018.08.03
休日、部屋の片づけや洗濯をしながらふと、放ったらかしだった水彩絵の具を思い出し、形のないものを描きたくなりました。
長らく触っていなかったので、小さいアルミチューブはカチコチ。
大きなポリチューブのものはセーフでした。
ほんの少し前まで、心を取り乱して執着してしまっていたバランスの悪い自分がいて、片方に偏りすぎてやじろべえの支点から外れてしまいそうだと気づきいたとき、水彩絵具のことを思い出したのです。
執着心というのは、踏ん張るときには必要なものではあるけれど、手段が目的になってしまうのとどこか似ていて、もともとある感情が何だったのか見えなくなるほどやっかいなものだとも思います。
それは愛情でも、情熱でも、熱意でも、なんでもない。
そういうとき、わたしはやっぱり、絵を描いたり物を作ることでそれらをコントロールするんだなと気づきます。
頭を空っぽにして、手を動かして、一旦、執着を手放す。
手放したときに残ったもの、それは握りしめすぎて最初のころとはすでに形が違っているかも知れないけれど、きっと本当の感情なんだと思います。
気づくまでに自分自身に翻弄されて疲弊してしまうこともあるけれど、これだから人間らしくていいんだとも思えたりします。
画用紙へチューブから気の向くまま絵具をのせて、あとから水と筆で描きました。
こういうのも面白い。
粘土制作がうまくいかないなと思って少し手を付けた水彩だけれど、やっぱり絵っていいな。
リニューアルのため休止のままになっていたWEB素材屋も、システムの問題が解決したら公開したいなと思っています。
多面体
2018.01.23
すごい変化ですねと、いつも言ってくださるranbu(大阪)さんのオーナーである榎園さん。
作品は確かに変化している、し、もっと頭の中にあるイメージに近づけたいと思うのだけれど、実はまだまだ近づいていません。
またスローペースながら、今年も制作をはじめました。
実は、鏡を使って自分の作品を撮ることがなんとなく好きだなーと気づいたここ最近。
上の写真は、1人の人が鏡を見ているのだとわかるけれど、下の写真になると、鏡ではなく、人が2人いるように見えませんか?
向こう側の人はこちら側の人を見、こちら側の人は、わたしたちの方を見ているようにさえ見える。
錯視でもないのに、この人の右目はどこに向いているんだろう…
わたしだけの感覚かも知れないけれど、こういうのって大好きなサスペンス映画の何かみたいでワクワクします。
日頃、鏡は目の前のものを映しているだけなのに、すごく不思議なアイテムだと感じます。
お前は何を見ようとしている?何を見ている?目の前の自分を本当に見ているのか?と―
自問自答するものなのかな。
誰かの態度や言動が悪い意味で気になったとき、実は自分に原因があったということがあったりします。
そういうことに気づくにはまず鏡を見てみること。
相手のそういった態度などが少なからず自分にも原因があったと気づくことができれば、今度同じようなことが起きたときも、同じ対処ができる。
まずは人ではなく自分のことを知ることが大切なのだな、と。
比喩でもあるけれど、鏡を見ること・使うことは、そういう意味でもあるのだと思います。
気づいたときがはじまりのとき。
さてさて、今日はどんな顔をしているのかな―