個展を終えて
2021.12.01
神戸での個展、終了いたしました。
3週間という短くはない展示期間。体感的にはあっという間でした。
でも、気持ちの上では時間軸が違っていて、toiroのオーナーであるまささんとの出会いからの長い年月が3週間の中にたんまりと凝縮されて、最終日に、長い道のりを歩いてきたような感覚になりました。
これからだって道はまだまだ続くけれど、来た道を初めて振り返り、こんなにも歩いてきたのかと。
感慨深い中、搬出作業をしました。
3週間を振り返ると、初日は仕事の関係で在廊できなかったけれど、たくさんの方が来てくださいました。
2週目の土曜日の在廊では、プレゼントのように友人知人が時間差で来てくれてお話が出来ました。
最終日は、cafe Selenさんの出張喫茶も大盛況な中、作品を見に来て下さった方が数人おられ、その方たちとお顔を合わせてお話をすることができてとてもうれしかったです。
お客さまとお話ししてわかることは、その方自身が感じたものを言葉にして下さって気づくことがあったり、聞かれたことについてお答えすることで、そのとき自分自身そう感じていたのかと気づかされたりと、作品だけでなく自分自身について知ることが出来る時間なんですよね。
作品を見に足を運んでくださった皆様、とても貴重な時間を頂きほんとうにありがとうございました!
そして今回、お菓子の人としてコラボしてくださった丹波篠山のcafe Selenさん。わたしの在廊日と合わず、最終日にようやく初めましてのご挨拶となりましたが、それまでにロイヤルミルクティーのチーズケーキも、さつまいもとホワイトチョコのクランブルケーキも頂いていたので、わたしの作品やテキストからイメージして作ってくださったお菓子は、どこか自分の作品と対話しているようでした。
最終週の土日、出張喫茶で『秋のパフェの甘い誘惑』を作ってくださっていたのですが、わたしは閉店後にいただきました。
見た目の美しさもさることながら、甘さやほろ苦さや、爽やかさや甘酸っぱさ、様々な食感も絡み合って、振り回されつつ心地いいというような、美味しくて楽しい初めてのパフェでした◎
かわいらしい雰囲気とは裏腹に、大人の味のお菓子を作られていて、精力的に活動されているSelenななみさん。
味覚や嗅覚、視覚でコラボしてくださり、ほんとうにありがとうございました。
実は搬出時間、Selenさんの旦那さまも、そしてtoiroさんの旦那さまも来て、みんなミニパフェを頂いたり、ミニミニモンブランまで頂いたり、搬出作業のような、そうでないような不思議なふわふわとした時間を過ごしました。
搬出作業後、6人でハンバーガー屋さんで夕飯を食べた風景が、つい数日前のことなのにまぶたの裏に焼き付いてキラキラとした思い出となっています。
今回、ワタナベランドという名前を初めて聴いた方も、そしてウラマドンナという作品を初めて見た方も多かったと思います。
作品に触れる前後で、少しでも何か変化、いい風を吹かすことができていたらうれしいなぁ。
最後にtoiroまささん、神戸で展示する機会をいただいてほんとうにありがとうございました!
継続は力なり(力=成功という意味ではなく)、それを体感した個展でした。
少しのあいだ、燃え尽き症候群でふわふわしていると思いますが、また来年に向けて前進したいと思います。
長い感想文を読んでいただき、こちらもありがとうございます🌈
✩展示の作品をご購入くださって配送希望だったお客さまは、随時発送させていただきますので、しばしお待ちくださいませ!