5分間の魔法
2019.10.30
hatao&namiさんの4thアルバムとなる『5分間の魔法』。
1st,2ndとつづき、ありがたいことに今回もジャケットデザインを担当させていただきました!
毎回、まずCDタイトルだけ頂いて、想像を膨らまそうとするのですが、それでは中途半端になってしまって当然なのだけれど、音源を頂いてから急に、なんというか、暗い森から日の当たる湖畔に抜け出たようにぶわわっとイメージがわいてくるのです。
” 傘をさして、足元を見ながら歩いている
水溜りをまたごうとして、ふと
その水溜りに虹が映っていることに気づく
そして、雨がやんでいることを知り空を見上げる ”
hatao&namiさんの曲を聴くと確実にそんな感覚があって、それはわたしが感じるだけのものではなくて、hataoさんとnamiさんが常に持ち続けている感覚なんじゃないかなと思ったりします。
そしてそして―
4thアルバム『5分間の魔法』に合わせてレコ初ライブが行われます✧
☑ 日時 : 2020年1月13日(月・祝) 13:30開場 14:00開演
☑ 会場 : 箕面市西南生涯学習センター内ホール
☑ 料金 : 予約3,500円/当日4,000円
☑ 予約先 : こちらより件名を「1/13予約」として、お申し込みください。
☛ http://www.irishflute.info/contact.html
わたしも参加させていただく予定です。
ぜひhatao&namiさんの奏でる音楽と、小さなジャケットの物語を心の中に広げていたらけたらうれしいなと思います…❁
すきま時間の散歩
2019.10.21
うっとうしくて手で何度も払いのけていたものが、ふとそんなことをしなくていい状況になって初めて、寂しいと感じる。
そんな寂しいという感情のいくつかを一通り終えて、ふと肌に冷たい風を感じたとき、
あぁ、ヤツは行ってしまったのだと気づく。
夏は、纏わりつく”人”だった。
最近、数年ぶりに時間を作るようになって―
というのも、多分この数年のあいだ、わたしは遊ぶ時間を作ってはいけないと知らぬ間に自分を縛って、
余白を作ってこなかった…そう思います。
自分で選択してきたはずなのに、毎回問題を起こしていたのは、Noと言わなさ過ぎたことでした。
何をもって余白というのかはわたし自身もわからないけれど、
例えば旅行に行くことであったり、シフトの依頼にNoと伝えることであったり(今まで良くも悪くも全てYes!)、
なにか、必死で生活をしていかないといけない状況にある人間が選択してはいけないことが、
=(イコール)余白であったのかなと思います。
そういう余白を、今は気ままに飲みに出たり、Noと言ったり、散歩に出てみたり、と、作っている感じ。
先月購入したノートパソコンは、旅先や外出先でも自分のアイデンティティのように使えるんじゃないかとワクワクしているのだけれど、何が必要なのかと考え、ソフトやツールをいろいろとインストールし、ペンタブで絵を描きたいから画面の保護フィルムを購入し、あともう少し使いやすくカスタマイズしたら、稼働かな!と思っています。
そういえばこの10年近くいろいろあったけれど、思い至るのが、わたしが自分を捉えきれず、
自分にぶつかり、人にもぶつかり、それでもたまには素直に、そして、惑いながら取捨選択してきたこと-
それらは今でも進行(成長)中の枝葉であるけれど、中にはいい結果になったものもあれば、最悪な結果になったものもありました。
墜落しないように低空で旋回するしかなかった時期も、乗り越えてみれば、
あのときがあってこその今の自分に気づけるし、今の自分がずいぶんあのときの自分を許していることにも気づきました。
自分自身に振り回される、いっぱいいっぱいの時期もあっていいけれど、
空を見上げ、散歩するような時間を作れそうだと感じたときが、そのとき。
なんにも生み出さないような、無駄に思える空白みたいな時間が、
さらにこれからの自分に元気を与えてくれる栄養になるんじゃないかなって。
そんな風に思う最近です。
自己満足な制作もまた再開しようかな✨