In the land of LAND / Solo Exhibition
2021.09.27
in the land of LAND / Solo Exhibition
2021.11.9(tue)~11.28(sun)
この秋、toiroさんにてワタナベランドとして地元神戸での初の個展をさせていただくことになりました。
わたしは今まで企画展などに参加させていただきながらもほぼ無名に等しいので、どんなものを作っているのか知っていただきやすいように、今回の個展のために制作したものを並べて、DM用の写真を撮影しました。
まだまだ表現の模索途中。
一生終わらない作業なのだと思います。
そして、toiroさんではお菓子の人ともコラボさせてくださっていて、会期中はcafe Selenさんのお菓子をご堪能いただけます。
お菓子の味や香り、静かな空間の陰影、そしてわたしの作品も楽しんで頂けたら幸いです。
cafe+space+gallery
toiro ⌂web650-0011 神戸市中央区下山手通3丁目2ー14林ビル3F 東 (map)
Open / 12:00-19:00 (closed/ monday)
PROCESS
2021.09.26
個展まであと約1ヶ月。
長いようで、ものすごく短いのです、1ヶ月。
その前にDMの撮影・入稿もあるので、なんとかかんとか作品数を増やしました。
というのも、今まで何か1つに絞って制作をしてきたわけでもなく、あるときにはイラストレーターとして、あるときには頼りないデザイナー、一時期は布小物作家、そんな風に常に薄っすらと作家として活動してきたので、今回のDMに使う作品を1つに絞りたくないなと思っていたのです。
でもまだ迷い中-
キャンバスに絵を描いたのは実は2021年、今年が初めてで、福岡/薬院にある『クレマチスの香』さんでの展示が初めてでした。
いつも企画展にお誘いくださっていた大阪のranbuさんでは、企画展ということでいつもテーマがあり、それに寄り添って制作をさせていただいていたので、学校の図画工作のように楽しんで制作させていただいていましたが、実は実は、わたしのウラマドンナはそこから生まれたものでした。
いろんな機会を頂いて、今の制作にたどり着いています。
今もウラマドンナや絵を作り続けています。
いい表現ができますように―
〇〇という原点
2021.09.18
ポスターっていいもんだなぁ。
この写真を撮ったときに、久しぶりに昔の何やかやを思い出して、写真に文字を入れ(Instagramのストーリーであげたものです)、そんな風に思いました。
これはカメラではなくiPhone11 Proで撮った写真だけれど、この粗さもまたいいものです。
細かい話はよしとして、わたしの原点は映画でした。
永遠にミステリー
2021.09.18
あまりにも乱暴な季節の移り変わりに、ノスタルジックを感じるどころか、苦手な冬さえ待ち遠しくなってしまう、そんな9月。
そっか、もう9月になってしまったんですね。
今年の夏は、11月に控えている個展の制作のため、出勤日以外のほとんどを制作にあてています。
去年は喜びと悲しみが高波のように押し寄せて、泣く日々を晴らすかのように、休日には空気のいいところを選んであちこちへ行ったけれど、今年は控え、アウトプットの日々に突入です。
上の写真は、Instagram@land.watanabe.worksのアイコンにしたウラマドンナの写真。
久しぶりにカメラで撮ったのですが、やっぱりどれだけスマートフォンのカメラ機能が良くなっても、カメラには勝てないですね。
ここをずっと読んでくださっている方でも、ウラマドンナって何?と思う方もおられるかと思うのですが、ウラマドンナは、2015年ごろから制作をはじめた粘土作品です。
ヒッチコック監督の『裏窓』という映画のイメージから自分なりの解釈をし、URAMADOという名前で新たに作品を作り始めたことがキッカケで、粘土で作る胸像に名前を付けたいと思い、ウラマドンナと名付けました。
時期により全く違うテイストのものを作っていて、サーカス時代、ボタニカル時代など、遡って見ていただくのも面白いかと思います。
写真だけではわかりづらいのですが、ウラマドンナの頭には窪みがあるんです。
窪みというより、ポッカリと掘ったような穴というべきか。
それは、見る方によっては”失われている”と捉えられることが多いのだけれど、人の脳、もっと抽象的な言い方をすると、記憶という部分の深さや色のイメージを海で表し、頭の部分に海を作った、というのが一番当てはまるかな―
自分の作品をちゃんと言葉に出来ないというのはどうなんだろうかと思うけれど、何かしら提示しておきながら答えは各々でどうぞというのも、永遠にミステリーでいて、いいのかもしれないと思うのでした。
わたし自身、無類のミステリー好きなもので。