41年目のはじまり
2017.09.26
自分のために休みをとったまではいいけれど、前日の夕方までなんの予定もしていなかった誕生日。
普段行かないようなところがいいねと言いながら予約しようと思ったお店は、系列店のほとんどが予約不可になっていて、結局以前行ったことのあるビアガーデン(唯一空いていた系列店)の秋バージョンを予約しました。
久々にフレンチ~とはいかなかったけれど、好きな系列店で、時期的にビアガーデンが夏よりも過ごしやすく気持ちよくて、思った以上にいい誕生日の夜を過ごせました。
いい風。いい気候。
こんな年齢になってくると、特別なものなどなく、その日がどれほど心地よかったか。
いろんな話をして、気持ちがいいねと言える、そんな日がとても愛おしいと思うのだと感じました。
神戸が誇るTOOTH TOOTH系列の、国際会館屋上のレストラン。
この写真では、気持ちよさは伝わらないかも知れないけれど…
来年も、ここでいいんじゃないかーというくらい、秋の入り口を堪能できた誕生日でした。
30年以上生きている自分を、若いころから想像できなかったけれど、そこから10年も過ぎたなんて―
生きているって不思議だなぁと思います。
若いころ感じた生きづらさがどんどん増して、30年経つ前にはこの世を去っているのだろうとばかり思っていたから。
だから、生きているって不思議だなぁと思うとともに、なんだ、生きられるんじゃないか!という思いも。
あまり大きな実感はないけれど、いつのまにか慰められ、救われ、後押しされ、それに応え、何かしら自分の歩く道に手が差し伸べられていたんだなーと思います。
息がしづらくなるほどの悩みも苦しみも、今はほとんどないし、そうなる前に何かと対策していたり、方向転換したりできるようになっているけれど、いまだ苦しいのはやっぱり物作り。
諦めれば楽なこともいっぱいあるのに、これだけは諦めなかったな―と。
だから、生きているあいだはずっと、この楽しい苦しみを味わっていきたいなぁ。