6月の展示に向けて
2023.05.07
風景がピンク色になってようやく暖かくなってきたかと思えば、大事な季節を飛び越えて夏が来てしまったのかと焦る、いやはやまだ5月。
今、6月の展示に向けて制作しています。
まだ情報解禁できないので詳細は追って―
憧れの方との2人展ということで、気合の入り方が尋常じゃないわたしです。
今回、とあるテーマをいただいて、初めて抽象画を描いています。
もともとデジタルやアナログ(水彩やクレパス)でイラスト制作をしていたので、キャンバスに描くのは3年ほど前の展示制作が初めて。
今までワタナベランドとしてあまり外に出なかった(ギャラリーなどに足を運ぶ勇気がなかなか無く、その上そういう場で自己紹介をするなんてもっての外だった)ために、最近お会いする方には「今までは何をされてたんですか?」と聞かれることが多くなりました。
それほどに無名だったけれど、仕事をしながらイラストデザインを細々と続けてきた、ただただ作ることを辞めずに続けてきた、というだけで、そんなわたしにお声を掛けてくださって数年前から実現しはじめた個展や企画展。
それは制作を続けてきたからこそ、そこに忘れずにいてくれた方々がいてくれたからこそ。
感謝の思いでいっぱいです。
抽象画は、水面に映る景色のようなもの。
見えそうで見えない、不確かな記憶に似た、でもそのうち何かにたどり着きそうな色彩。
そうやって、重ねた色に記憶を投影しながら描いています。
同時に、以前とは少し違う描き方で描いているのは水彩による花の絵。
何という花なのかはこだわらず、季節のない空想の中の花を描いています。
ハガキサイズの小さな作品だけれど、今回は珍しくフレームに入れることにしました。
作品数が多いので全部を入れての展示は無理そうだけれど、以前から好きだった画材店の副産物(額縁を作る際に出来る端材)で作られるフレームは、わたしの作品作りと似ている気がしてどうにか展示に使いたいと思っていたのです。
それも1つの出会いとして見ていただけたらな…
ウラマドンナも合わせて制作。
こちらは成形から乾燥、着彩、バーニッシュ、ナンバリングまで工程が多いので、今はまだ成形段階です。
展示とは関係ないのだけれど、アトリエ を5月末辺りに開放しようと考えています。
川西池田というところなので、馴染みのない方も多いと思いますが、実際に作品を手に取って見てみたいという方がおられましたら、ご連絡くださいませ。
駅からは歩いて20分ほど、車は2台ほど置けるスペースがあります。