『Jul 光のお祝い』
2022.12.01
今年の12月24日(土),25日(日)
いつもCDジャケットのデザインなどをさせていただいている北欧音楽のhatao&namiさんと
今回初めましてとなるシンガーソングライターのイマニシユカさんとで
音楽とのコラボ展をさせていただきます🎄
古くからの繋がりがご縁を呼んでくださり
今回とてもうれしい企画をいただきました✨
美しい音楽
そして澄み渡る声に…
特別なクリスマスになること間違いなしです✴︎
わたしは【Jul(光)】をテーマに
立体作品のウラマドンナやザビエンはじめ
アクリル画やモビール作品など出展させていただきます◯
夕方16:00からは、
第一夜はイマニシユカさんのコンサート♪
第二夜はhatao&namiさんのコンサートがあります♪
11:00〜オープンし
16:00まで展示を見ていただけますが
コンサートご予約の方は16:00までにご来店ください◎
展示に関してのお問い合わせはワタナベへDM下さいませ✉️
◌Jul 光のお祝い◌ Music collaboration exhibition
2022.12.24 sat _ 25 sun
Art work : ワタナベランド
Music :
第1夜 イマニシユカ
第2夜 hatao&nami
【場所】
縁の自由空間(カフェ・サルンポワク横)
阪急箕面駅より徒歩3分
箕面市箕面6-10-18
【料金】
ご予約3,300円/当日3,800円
二夜コンサート通し券5,500円
【時間】
11:00 open
12/24 イマニシユカ コンサート
16:00 start
12/25 hatao&nami コンサート
16:00 start
※展示のみご覧になられる場合は11時から16時までにご鑑賞くださいませ。
【コンサートご予約】
イマニシユカ ◊ @yuka_lotus22
yuka_lotus_night@yahoo.co.jphatao&nami ◊ @namiuehara
namimusic12@gmail.com
bye bye Land という名の
2022.10.02
空き家だった家に、先日制作道具や作品の在庫を運び入れ、制作を再開しました。
ここは3年前まで、NOMAというギャラリー兼事務所だったところ。
わたしがここ川西に引っ越してきた2年前、この辺りにギャラリーはないのかと検索して、やっとその情報に辿り着いた頃には、残念ながらすでに閉店されていました。
いろんなイベントもされていてすごく素敵だったのにな…と諦めて1年ほど過ぎたころ、自宅の制作部屋を手狭に感じ出したので、近くで格安の空き家や倉庫はないかと探しはじめ、そういえばあのギャラリーだった建物は今どうしているのだろうと思い出したのです。
それから数カ月経った先日、なんとNOMAのオーナーであったニット作家である能勢麻由美さんにお会いしてきました。
@nose_mayumi
それまでに何度もDMで連絡を取らせていただき、あの頃の物件の状態や、どんな風に使われていたのか、能勢さんご夫婦や仲間たちとどのようにギャラリーにしていったのか、お会いするまでにもそういった話をたくさんお聞きすることが出来ました。
ただ、「あの建物はかなりユニークでワイルドなので、無理はなさらず」と書いて下さったのに、わたしは逆に後押しされ、最終的にここを借りることにしたのです。
NOMAさんが出来るまでと出来てからのことを、とてもあたたかく丁寧に綴られているので、ブログもぜひ読んでみてください。
【 NOMA blog 】
お会いしたときにはすでに物件を契約していたけれど、加えてそれまでのこの建物や、住んでいる川西の土地柄の話もさせていただきました。
この日、初めましてだったけれど、わたしが話すことを先読みしているかのようにすぐに理解してくださることの安心感・・・不思議でした。
能勢ご夫婦は今、徳島と川西の二拠点生活をしておられて、今徳島に次のNOMA(宿泊可)を作ろうとされています。
それまで何の縁もなく、兵庫県の川西ってどこ?というくらいだった土地で、こんなご縁をいただけたこと、ほんとうに嬉しく思います。
家族や知人に話してもただ廃墟としか言われないけれど、愛情いっぱいにDIYされ、10年近く使ってもらって、ギリギリ耐えた建物(築73年ほどで、震災時には被災者が住んでいたらしいです)、ある工務店さんからは「直す価値はないと思いますよ」とまで言われたけれど、わたしには愛おしく感じる建物。
そして先住の蟻や蜘蛛も同じく、愛おしい存在だなと感じます。
トイレは汲み取り式(ようやく慣れましてん…)、下水が引いていないので裏の川に流れる、雨漏りや天井のコンクリの剥がれも酷い。
なので来週(インスタ投稿時は9月10日)は段階的に、鉄板屋根の部分の応急処置的補修をします。
余裕が出来たら、作品を直に見ていただけるように予約制でオープンしたりもしたいなと思っています。
この作業場の名前は『bye bye Land』。
生きとし生けるものの魂は最終的にこの星を離れる、そして培養物になるという意味で付けました。
今後、廃棄するものを使っての制作も進めていきたいと思っています。
ということで長くなってしまいましたが、今後はこの建物と戯れながら制作のご報告をしたいなと思います🌈
近所の景色。
ここも空き家なのかもしれない。
寮の裏手の公園。
アトリエの前の道は草花がたっくさん!
【追記:10/02】
明後日は天井のもう片方、陸屋根の応急修繕をします。
天井からはモルタルの欠片や粉がたくさん落ちてきていて、今この部屋は実質使えていないけれど、雨漏りをどうにかしたら次はモルタルが落ちて来る天井を直して第二の展示室にしたいな。
『まやかしサーカス団』
2022.09.28
以前よりお世話になっている大阪のranbuさんにて、この10月の企画展に参加させてさせていただきます。
タイトルは、『まやかしサーカス団』。(10/12 wed〜10/30 sun)
この7年ほど作っているウラマドンナも、最初はヒトという名前で、ranbuさんに出展させていただいていました。
そのときの企画展の名前は”真夜中のサーカス”。
そこから派生して、裏窓の物語がスタートしたのがウラマドンナの始まりです。
でもその物語には起承転結もなく、螺旋のように、はたまた延々と同じところを巡っているようにー
そんなデジャヴのようなストーリーを、プロセスとして表現できたらと思いました。
その他、小さな粘土作品や紙物も出展予定です。
お近くに来られることがありましたら、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです🌈
いつのまにかやってきて
いつのまにか去っていく
彼らの名は「まぼろしサーカス団」
夢かまぼろしか?
曲芸師は見事なアクロバットを披露し、
ピエロは笑いを絶やさない。
酔っているのはお酒か鳴り止まないこの音楽か
夢かまぼろしか
【参加者】 ワタナベランド/a69/marie/tone
ranbu / 大阪 ⌂WEB
期間:10/12 wed〜10/30 sun
Open:12:30〜19:30
Closed:Tuesday
Instagram :@ranbushop
ブルガリアン・ヴォイス
2022.05.17
高校生のときに通っていた美術研究所で、ブルガリアン・ヴォイスという音楽を初めて聴きました。
この音楽を聴いて絵を描くという課題を出されたのです。
わたしはそのとき初めて聴く声・音に、ただただ感動して、自分の血肉が震えている感覚に気づいて、青い血液のような平地からどんどん生まれる胞子のようなものを描いたことを覚えています。
聴いたことがない方にはぜひ聴いてほしい!
どの宗教にも当てはまるような、何とも表現のしようがないほど美しく神秘的な音楽です。
今回のウラマドンナ展で一緒に出展させていただくミニキャンバス画は、地平線のようで、水鏡のようで、胞子のようでー
わたしの中では視覚ではなく、聴覚や嗅覚で捉えるイメージなので、そういう意味合いでは自由。
天地を変えてもいい作品となっています。
しっかりとバーニッシュ加工しているので、平面にしてトレイにして頂いても大丈夫です。
セラフィーヌ・ルイという画家
2022.05.17
セラフィーヌ・ルイという画家をご存知ですか。
わたしは10年ほど前にこの画家を映画で知りました。
それ以来、植物を描くときに勝手にその人、その人の絵が頭に浮かぶようになりました。
まず、あんな絵はわたしには描けないという憧れ。
そして、わたしが絵の具さえ買うのを躊躇っていたほどの貧困時代と照らし合わせたとき、わたしは時代的にお金のかからないデジタルを選べたことで多少救われたということ。
そんな時代を思い出します。
大自然の荒々しくも無垢な美しさに屈服するのと同じく、彼女が植物に対して感じ取るエネルギーというのか、その表現が、わたしが植物を描くときに常につきまとい、表現とは何かと、まだまだ答えに行きつかない問いに翻弄されます。
彼女の絵はマタギのようでもあり、そこに共生を感じられるんだなと、ふと思い出した夜でした。