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変わらないあの頃の気持ち

2023.02.28


 
ワタナベランドの今までの作品を、映像作品と共に紹介する動画を作りました。
(作品数が多すぎるので代表作のみ、お仕事の制作は掲載しておりません)
 
今回コマ送りの短いアニメーションを作り、古い映画のような編集をし、音楽や効果音も厳選して作成したので、この動画も作品の1つ。
そういったことも楽しんで見て頂けたらうれしいです。
 
0:40 のところから使用している額のイラストは Night ont the Planet のフリー素材を使って作っています。
動画を編集していると、もう23年も前のことになるけれど、このNight ont the Planetを立ち上げたときもまさにこんな気持ちだったな、とふと思い出しました。
 
自分のHPのために作った本棚の絵を背景に使ったトップページ。
ENTERのボタンをクリックして中のページに入ると、たくさんの雑貨(フリー素材)が並んでいて、ずっとこのお店で商品を見ていたい、ずっとこの町をさまよっていたい、そんな風に思ってもらえるようなHPにしたいと工夫していました。
トップページには音楽を入れたり、とあるボタンをクリックすると、ボタンが動いて音が出るようにしたり…
そんな時代とは違って今は誰もが洗練されたデザインのHPを扱えるようになってきて、逆にアナログ感のある、それでいてある意味とても自由な表現が出来たHPは無くなってしまったけれど、いまだにそういうHPへの憧れがあります。
そういえば、フリー素材で動くものはこのキャンドルだけだけれど、絵が動くって夢がありますよね。
大人になっても、キュンとするもの。
キャンドル素材キャンドル素材
四角い箱の中では、全てのものが自由で、何にでもなれるのです。
あるときは雑貨店の店主、あるときは街の管理人、今回の動画制作ではかたや映画監督、それともとある部屋に入っていったヒールを履いた女性。
とにかく楽しくて仕方ありません。
 
23年前のあのワクワクとしてはやる気持ちが、ここでまた湧き上がってくるとは思ってもいませんでした。
これが情熱というものなのかな。
今後はアニメーションも含めてショートフィルムを作りたいなと思っています。

あけましておめでとうございます

2020.01.02

今年も、母のお雑煮で年が明けました。
 
4クール目の抗がん剤を終えた父も、年末に自宅に帰ってきて、3人で年越しを迎えられました。
 
父は今、母が何を作っても、ヨーグルトやプリンやバナナ、ケーキ、そういうものしか受けつけられないけれど、最初だけ、我慢できる範囲でがんばって母が作るものに口をつけてくれるよう。
 

大晦日の日に実家へ帰ると、お鍋を用意してくれていた母。
わたしも年末に体がへなちょこになっていたけれど、買って行った安いスパークリングを飲んでいると、父が「しっかり食べてよ(自分の分も)~!」と言うので、しっかり食べたぞ!
という気持ちだったけれど、お鍋って思う以上にお腹が張って食べられないもので-
頭とお腹が繋がっていない状態、いわゆるほんとの消化不良な状態で、夜の11時を回らない頃に1人で年越しを迎えるのでした。
たいてい毎年、母か父のどちらかが先に寝て(ほぼ母が先に寝る)、1人で鐘が鳴るまでテレビを見ています。
去年は父と、紅白を一緒に歌いながら最後まで見た。
この年末はめずらしく母が残り、母も竹内まりやを見て、ほぼすぐに寝ました。
 
その竹内まりやの話になり、
母がテレビに向かって
「セプテンバーくらい歌ってほしいわぁ」
と言うので、
「え~、でも竹内まりやって、駅、告白、あと… シングル・アゲイン!この3曲やん!?」
と意気揚々と話したとき、母に
「そんなん知らん!」と言われて、あーだこーだ説明したのに、結局
「あんたを産んで、1人で精いっぱいで育ててきて、歌なんて聴く暇もなかったんや!」
と半ば怒り気味に言われたとき、
はて、わたしは誰から竹内まりやを知り、CDまで借りて口ずさめるようになったのか、、、謎で仕方がなかったけれど、そんな誰かがいたのでしょうということで。
 
そんな中で竹内まりやが挿入曲を歌っている映画とドラマを思い出し、母に教えました(映画の方は今までも何度か話したことがある)。
 
1つは、キムタクと中山美穂主演のドラマ『眠れる森』/ 挿入曲:竹内まりや『カムフラージュ』。
もう1つは、東野圭吾原作の映画『秘密』/挿入曲:竹内まりや『天使のため息』。
 
特に大好きな作家である東野圭吾の『秘密』を、もう寝ようとしている母に熱心に語り、その挿入曲の歌詞がさ~と言いながら検索して母に見せる前に読んでいたら、お酒飲んであるある!笑、こみ上げてきたので見せられませんでした。
 
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