個展を終えて
2021.12.01
神戸での個展、終了いたしました。
3週間という短くはない展示期間。体感的にはあっという間でした。
でも、気持ちの上では時間軸が違っていて、toiroのオーナーであるまささんとの出会いからの長い年月が3週間の中にたんまりと凝縮されて、最終日に、長い道のりを歩いてきたような感覚になりました。
これからだって道はまだまだ続くけれど、来た道を初めて振り返り、こんなにも歩いてきたのかと。
感慨深い中、搬出作業をしました。
あけましておめでとうございます
2018.01.04
1月3日、神戸・生田神社の近くの道は、参拝者のために歩行者天国になっていました。
うっすらと降っていた雨が途中からふわりと舞い、雪に変わったのを見ました。
わたしには聴こえない音楽に、目の前の雨粒たちが急に踊りだしたようでした。
去年12月25日に終了した小さな個展は、忙しくてranbuさんにお伺い出来ないままだったけれど、オーナーの榎園さんのご報告によるとたくさんの方が連れ帰って下さったということでした。
オーナーさんの、お客さまの気持ちを汲んだ細やかなメールは、制作への自信が満ち足り引いたりを繰り返すわたしにとって、とてもありがたい、その上、いつも心をとても温めてくれるものなのです。
次はまたどんな風に作っていこうかな!
今はまだ正月気分も抜けずにゆったりとしていますが、次の制作も楽しみにしていただけたらうれしいです。
ご購入いただいた皆さま、そして個展に足を運んでくださった方々、ありがとうございました。
2017年の後半はとても忙しかったけれど、幕引きはそういった意味でもとても穏やかな気持ちでいられました。
2018年もまた仕事に制作に、忙しくても充実した日々を送れますように―
41年目のはじまり
2017.09.26
自分のために休みをとったまではいいけれど、前日の夕方までなんの予定もしていなかった誕生日。
普段行かないようなところがいいねと言いながら予約しようと思ったお店は、系列店のほとんどが予約不可になっていて、結局以前行ったことのあるビアガーデン(唯一空いていた系列店)の秋バージョンを予約しました。
久々にフレンチ~とはいかなかったけれど、好きな系列店で、時期的にビアガーデンが夏よりも過ごしやすく気持ちよくて、思った以上にいい誕生日の夜を過ごせました。
いい風。いい気候。
こんな年齢になってくると、特別なものなどなく、その日がどれほど心地よかったか。
いろんな話をして、気持ちがいいねと言える、そんな日がとても愛おしいと思うのだと感じました。
神戸が誇るTOOTH TOOTH系列の、国際会館屋上のレストラン。
この写真では、気持ちよさは伝わらないかも知れないけれど…
来年も、ここでいいんじゃないかーというくらい、秋の入り口を堪能できた誕生日でした。
30年以上生きている自分を、若いころから想像できなかったけれど、そこから10年も過ぎたなんて―
生きているって不思議だなぁと思います。
若いころ感じた生きづらさがどんどん増して、30年経つ前にはこの世を去っているのだろうとばかり思っていたから。
だから、生きているって不思議だなぁと思うとともに、なんだ、生きられるんじゃないか!という思いも。
あまり大きな実感はないけれど、いつのまにか慰められ、救われ、後押しされ、それに応え、何かしら自分の歩く道に手が差し伸べられていたんだなーと思います。
息がしづらくなるほどの悩みも苦しみも、今はほとんどないし、そうなる前に何かと対策していたり、方向転換したりできるようになっているけれど、いまだ苦しいのはやっぱり物作り。
諦めれば楽なこともいっぱいあるのに、これだけは諦めなかったな―と。
だから、生きているあいだはずっと、この楽しい苦しみを味わっていきたいなぁ。