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多面体

2018.01.23

すごい変化ですねと、いつも言ってくださるranbu(大阪)さんのオーナーである榎園さん。

作品は確かに変化している、し、もっと頭の中にあるイメージに近づけたいと思うのだけれど、実はまだまだ近づいていません。

またスローペースながら、今年も制作をはじめました。

 

実は、鏡を使って自分の作品を撮ることがなんとなく好きだなーと気づいたここ最近。

上の写真は、1人の人が鏡を見ているのだとわかるけれど、下の写真になると、鏡ではなく、人が2人いるように見えませんか?

向こう側の人はこちら側の人を見、こちら側の人は、わたしたちの方を見ているようにさえ見える。

錯視でもないのに、この人の右目はどこに向いているんだろう…

わたしだけの感覚かも知れないけれど、こういうのって大好きなサスペンス映画の何かみたいでワクワクします。

日頃、鏡は目の前のものを映しているだけなのに、すごく不思議なアイテムだと感じます。

お前は何を見ようとしている?何を見ている?目の前の自分を本当に見ているのか?と―

自問自答するものなのかな。

 

誰かの態度や言動が悪い意味で気になったとき、実は自分に原因があったということがあったりします。

そういうことに気づくにはまず鏡を見てみること。

相手のそういった態度などが少なからず自分にも原因があったと気づくことができれば、今度同じようなことが起きたときも、同じ対処ができる。

まずは人ではなく自分のことを知ることが大切なのだな、と。

比喩でもあるけれど、鏡を見ること・使うことは、そういう意味でもあるのだと思います。

 

気づいたときがはじまりのとき。

さてさて、今日はどんな顔をしているのかな―

シンプルな思考

2017.09.14

途中ウラマドンナと鏡

わたしはいつも、わざわざ大変な方に足を突っ込むねと、近しい人たちに言われる。

確かに、昔から全く知らない世界や、決して寄り添えるとも思えない世界に飛び込んでしまうところがある。

あるのかないのかもわからない自分の潜在能力を掘り起こそうとしているのか、何を信じてそんな風に生きてきたのかいまだにわからない。

ただ、そろそろそんな生き方はやめないといけないなと思う。

そう思っていたのに、いろんなことのタイミングが重なってまた複雑な方向へ向かってしまっていた。

 

シンプルな思考になりたい、のに。

シンプルになることってどうしてこんなに難しいんだ!!

好きなことだけをして生きていくことがシンプルということでもないし、何にもないということでもない。

幅広く点在するものをしっかりと統括し、その上余分なものを、排除するのではなく視野から外していくことが、シンプルということになるんじゃないかなと考えたりする。

そして私はいつもシンプルとは真逆のところにいる。

結局は今のところ自分の統括力がないのだ。

でも、それを知ってからは、螺旋のようにまわりまわって、最初から何もないよりもはるかに潔い自分なりの”シンプル”になるんではないかと、そういう期待だけは残して前進しようと思うのです。